運動の効用
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運動には多くの効用があることが科学的に分かっている。
以下、
ドクターマーキンのフィットネス・クリニックQ&A
運動は気分を爽快にする
運動後の数時間、気分を高揚させてくれます。 長い時間激しく運動すれば、それだけ気分は高揚します。
なぜ激しい運動のほうが気分を高揚させるのか、科学者や医者はまだ分かっていませんが、事実であることは認められています。
(補足) な ぜ気分が高揚するのか、現在二つの説が考えられています。 一つは、体内にあるノレピネフィリンという自然の興奮剤によるものだという説。 もう一つは、 体内で作られるモルヒネに似た化学物質、エンドロフィンによるものだという説。 憂うつな気分になっているときに、血液中のノレピネフィリン値が非常に低 いことが分かっています。 反対に感情が高揚している場合は、この値が高くなり、運動した後も値が高くなることが分かっています。 しかし、このノレピネ フィリンが気分を高揚させる誘発要因であるかどうか分かっていません。 一方、エンドロフィンを人に与えると、その人の気分を高揚させることが出来ます。 しかし、運動が脳の中のエンドロフィン値を高めるかどうか分かっていません。 |
運動は安眠をうながす
精神的活動はいくらそれが活発であっても安眠を促すことはありません。
眠れるかどうかを決定する重要な要因は、眠るときに体温(深部体温)が下がってきているかどうかにかかわります。
体温が上昇したままでは眠れないのです。
活発な運動は体温を上昇させます。 その後も1時間から6時間の間は体温は上昇したままになります。
そして、体温は下がっていきます。
ですから、就寝前の4時間から6時間前に運動をしておけば、寝るときには体温が下がり、眠りにつくことが出来ます。
運動には整腸作用がある
便秘は、老若を問わずに起こる身体の不調であり、最も一般的なものの一つですが、以下のことで解消されます。
規則的に運動すること、水分を十分に取ること、繊維食品を多く摂取して糖分を少なくすること。
規則的な運動は、腸壁の収縮を強めるので、それだけ腸内にあるものを押し出しやすくします。
運動は血液浄化作用がある
血液中には、互いに反対の作用をする2種類のコレステロールが存在しています。
一つは密度の高いものでHDLと呼ばれ、身体にとって良い作用をし、他方は密度のの低いものでLDLと呼ばれ、身体に悪い作用を及ぼします。
運動はこの善玉コレステロールを増やし、悪玉を少なくします。
医学的調査をしてもなぜこうなるかは分かっていませんが、運動をすればするほど体内で善玉コレステロールが作られていることは確実にわかっています。
また、前途したように運動することで自律神経を調整する作用のある神経物質セロトニンを作り出す。
運動はセロトニンを作る
詳しくは、セロトニンの働き、セロトニンを作り出すへ
気分の高揚はストレスの解消、安眠は心身の休息や免疫力のアップ、整腸作用と血液浄化作用も免疫力をアップさせる。
こういったストレス解消、免疫力のアップがうつ病の予防に有効であると僕は信じている。
【僕の場合】 僕はジョギングと空手をやっている。 ジョギングは1年前から、空手は最近始めた。 結構きつい。 多少しごかれる。 汗だくになる。 しかし、終わった後、風呂に入り、風呂から出た後も爽快感は続く。 その後数時間、爽快感と充実感に満たされる。 ストレスなど微塵もない。 |
(参考) 「運動が神経発生を促進する理由として一番考えられるのは、運動中に神経を成長させる因子が放出されることだ。肉体の活動は脳由来の神経 栄養因子(BDNF)を増加させる。BDNFはニューロンで合成されるタンパク質で、シナプスを作るほか、神経発生を促進し、海馬においてストレスによる 細胞の死を防いでいる。同じく運動によってエリスロポイエチン(腎臓から分泌されるタンパク質)と、血管内皮増殖因子(VEGF)も放出される。いずれも 脳の血管の成長を促進し、又増加したニューロンやシナプスの代謝を持続させる為に必要とされる。」 【グレゴリー・バーンズ著「脳が『生き甲斐』を感じる とき】 |
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